コロナで一時は家賃が激減したサンフランシスコ・ベイエリア。リモートワークで、高いサンフランシスコ・ベイエリアから引っ越した人も多くなり、一時は25%も家賃が下がりました。レーク・タホの物件が急激に上がり、どこでも仕事のできるリモートワークで他州に引っ越す人も多かったのですが、2年半経つと状況が変わって来たようです。
ベイエリアの不動産はどこでも100万ドル以上で取引されて、広めで学校区のいいところは200万ドルレベルです。
株価が下がって、金利が上がったと言うものの不動産価格は激減しる様子が見られません。
全米ではこの8月に中間家賃レートが$2000に到達するとリアルター・ドットコムがレポートを出しています。
平均が$1827で昨年より16.7%上昇。
データの詳細ではスタジオの家賃が急激に値上がり$1499、2ベッドルーム(2LDK)の平均家賃も最高記録を出し$2552となっています。
実際、私自身がある会社の依頼で150箇所の賃貸レートを調べた時に
スタジオの家賃の方が高い地域が目立ったので驚きました。
4月のデータによりますと、需要が供給に追いつかず家賃が上昇し続けています。数少ない在庫賃貸物件と高額な販売物件が多くのバイヤーの購入プランを引き延ばし予定より長く賃貸にせざる得ないと言う事情もあるとリアルター・ドットコムがレポートしています。
借り手は家賃を払う能力があるかどうかに関わらず、高額な家賃を払う事を受け入れるか、場合によっては提示された家賃額に上乗せしてオファーを入れるかと言う事になります。借り手の家賃予算上限を越えるだけでなく、インフレーションでコストが上がり経済的に厳しい状況に置かれています。
この傾向が続くと8月には家賃が$2000に上昇するでしょう。
フロリダ州3都市では家賃値上げの上昇率が顕著です。
マイアミは昨年の4月から51.6%、オーランド32.9%、タンパ27.8%になっています
そしてサンフランシスコ・ベイエリアは全米で最も家賃が高い地域になってしまいました。ベイエリア全体での中間家賃価格はサンフランシスコ・オークランド・ヘイワードが$3000、サンノゼ・サニベール・サンタクララの平均家賃が$3165になっています。詳細
と言うことは、金利が上昇しても不動産販売価格が激減すると言うことはなさそうです。 家賃とローンが変わらないならローンを組んだ方が税金面での特典があるのと、長期的に見ると資産形成になるからです。
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